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2007/10/25

地域医療連携室より>京都新聞に澤田先生のコメントが掲載されました。


京都新聞平成19年10月25日(木曜日)の京都新聞医療のページに連載中の「健康生活のススメ」。
第5回目となる今回、高齢者の健康と介護という内容に、北山病院医師 澤田親男診療部長のコメントが掲載されました。

認知症患者のケア
Q 認知症とは?
A 正常であった知能(認知機能)が、脳の病気によって持続的に低下した状態です。症状は中核症状と周辺症状に分けることができ、中核  症状は記銘力低下(もの忘れ)、見当識障害(日時、場所、人がわからない)、考える力や理解力の低下、計算や言葉の問題などです。
  周辺症状には不眠や抑うつ、幻覚や妄想などの精神症状や、徘徊、暴力などといった行動面の異常があります。
  中核症状の根本的な治療は困難ですが、周辺症状は薬物療法や環境調整、ケアなどで改善が期待できます。
Q 原因、治療法は?
A 認知症の約半数はアルツハイマー病によるもので、これは大脳が萎縮する進行性の病気です。根本的な治療法は解明されていません。塩酸ドネペジルという薬剤が有効な場合がありますが、あくまで進行を緩和するものです。
  次に多いのが脳梗塞による血管性認知症で、生活習慣病や不整脈が原因であることが多いので、これらの内科的疾患を治療することが発症や進行の予防策となります。
Q 家族や周囲ができることは?
A 患者さんの訴えを受容して共感するというのがケアの基本です。家族の方は、いろんな人に相談しながら、長く付き合うためにもあまり無理をしすぎないのがコツです。
  最近、地域の人にも認知症を理解し、サポートしてもらおうという事業が行われています。道に迷う症状のある人でもサポーターがいれば安心して散歩できるかもしれません。
  「認知症の人は何も出来ない」と諦めるのではなく、「認知症を持った人でも喜びや悲しみといった感情は保たれているので、何とか楽しく笑顔で過ごせる方法はないか」と、いろいろ工夫してみることも大切です。