ニュース

ニュース内検索
三幸会からのお知らせです。
2010/07/27

三幸会より>「岩倉明徳社協だより」に掲載された、京都市岩倉地域包括支援センター長 松本惠生さんのコメント


地元にて活動されています「岩倉明徳学区社会福祉協議会」。地域の社会福祉向上のため、いろいろな調査やイベントの企画、広報など積極的に活動されておられ、当法人も大変お世話になっております。
この協議会にて発行されています「岩倉明徳社協だより」に、岩倉地域包括支援センター長の文書が掲載されていました。
改めて介護分野での仕事というものを、大きな視点で考えさせてくれるいい機会を与えてもらいました。よければご一読ください。



「この仕事のやりがいについて」
京都市岩倉地域包括支援センター
センター長 松本惠生

介護保険制度がH12年にスタートして10年が経ちました。この制度のおかげ?で、健やかに過ごされた方・過ごせている方、またそうでない方もあるかと思いますが、個人的には前者の声・評価が多いように感じます。医療保険の制度に診療報酬があるように、介護保険制度も介護報酬というものでサービスや施設等の運営がされています。この10年の間で改正が幾度とありました。いずれも給付費の抑制ということがそもそもあり、その中でどうやりくりをするか・・・という台所事情の影響で事業所や従事者は翻弄された感があります。
グループホームの職員さんに、なぜこの仕事に就こうと思ったのですか?と尋ねましたところ、その理由として「働きがいのある仕事だと思ったから」、「人や社会の役に立ちたいから」「感謝してくれる言葉にやりがいを感じる」等お答えいただきました。
しかし反面、働く上での悩み、「仕事内容のわりに賃金が安い」、「人手が足りない」、「身体的負担が大きい」、「介護事故で利用者に怪我をさせないか不安」等のケアの実施に対する不安がいつもある・・・とも答えてくれました。やりがいはあるけど、仕事がきつい・・・賃金も安い・・・
確かに全産業平均と比べても賃金は低く、またこの分野の多きな心配点は「離職率が高い・・・」。
高齢化社会っていうけども、そこで働く人たちが「確保できない」「育たない」この現状・・・国は「事業所側の育成・キャリアアップが問題」と指摘をしていますが、介護報酬(社会保障費)がこの分野を支える人に分配されていないことが大きな課題です。
今、この仕事のやりがいを感じている人が、なんとか現在の介護を支えてくれています。今後さらに就労人口が減少する中、介護に従事する仲間をどう増やしていくか、国としても真剣に考えてもらうことはもちろんですが、我々も、新たな働き手が気持ちよく仕事を続けられるよう、声をあげていかなければなりません。